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第35回 徳島県理学療法士学会
in Tokushima
第35回徳島県理学療法士学会 学会長挨拶
GREETING
平素より徳島県理学療法士会にご支援を賜り,誠にありがとうございます.
第35回徳島県理学療法士学会テーマは「進取果敢」を掲げさせていただきました.現在,理学療法士の国家試験合格者累計数は20万人を超えており,保健・予防,健康増進,介護,福祉,産業およびスポーツと様々な分野で活躍しています.このように多方面で活躍できる理学療法士が増えたのも科学的根拠に基づく理学療法(EBPT)の実践に向けて,臨床研究によるエビデンスを構築してきたからと思います.さらに現在では,理学療法士が積み上げてきたエビデンスが多方面で認められ,医師が大半を占める学会においても理学療法士が学会の評議委員として学会運営に携わっております.そのため,これからも我々理学療法士は,個人の自己研鑽,職場および理学療法全体の質の向上およびレベルアップのためにも学術的活動に積極的に取り組み,これまで参入できていなかった部門,または,新たなステージを切り開いていく必要があると考えます.
そこで,本学会では特別講演として桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部の成田崇矢先生に「腰椎疾患に対する運動療法の考え方について」というテーマでエビデンスに基づいた最新の運動療法についてご講演をお願いしております.そして,教育講演では埼玉医科大学 保健医療学部理学療法学科の大久保雄先生に「体幹筋機能とモーターコントロール」と題して,体幹の筋機能を踏まえたモーターコントロール理論についてご教示いただきます.特別講演・教育講演共に臨床推論を行う際に必要となる知識,データなどをご提示いただき,実際の治療でも実践できる考え方および方法についてもご提示していただきます.
また,一般演題発表,本学会の副準備委員長からのミニレクチャー企画「研究活動を始める端緒」および「ワークライフバランスの現状と未来」といったシンポジウム企画をご用意しております.シンポジウムでは,” 子育て中の立場から”,” 教員の立場から”、” 新人教育、若手の育成の立場から” それぞれの立場で活躍されている徳島県内の女性理学療法士3名の先生にご登壇いただきます.具体的には,ご自身の学術活動の経験や所属施設の取り組みを提示しながら,女性のキャリア形成,産休や男性の育休制度を含めた制度の利用,ライフステージに関わる出産や育児・介護等の問題,働き方改革におけるセラピストの質やモチベーションなど,ワークライフバランスのメリット・デメリットについて討論できればと考えております.
最後に,本学会は経験年数を問わずチャレンジしやすい成長の場であり,自身の自己研鑽,所属施設の取り組みおよび活動を内外へアピールする場でもあります.本学会テーマとさせていただいた「進取果敢」の如く,自ら進んで積極的に事をなし,決断力が強く大胆に突き進むことで新たなステージへと繋がると考えております.現在,実り多く意義ある学術集会とするため,鋭意準備に取り組んでいるところでございます.是非とも皆様のご参加をお待ちしております.
第35回徳島県理学療法士学会
学会長 後藤 強
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学会長挨拶
徳島県理学療法士学会 事務局
小松島病院
理学療法士 上田 朋子
TEL:0885-33-2288
E-mail:tokushimaptgakkai@yahoo.co.jp
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